表紙 → 物語

未来

2003/8/16

未来なんて来ないことを、私はそろそろ認めなくてはいけない。
そのうち思い描いた未来が来る、とどこかで思っていた。 何か、誰かに憧れて「いつかは」なんて。憧れの対象は、きっと一歩を踏み出せた人たちなのだ、と背中を見ながら想像する。

周りの景色が動いていたから、進んでいたような気になっていた。
本当は一歩も進んでいなかったのに。

未来なんて来ない。来るのはいつだって今しかないのだから。
足元を見て、私は最初の一歩を踏み出さなくてはいけない。