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覚悟

2003/7/2

 その時がいつくるのかはわからない。来ない可能性もある。けれども、私たちは覚悟をしなくてはいけない。当たり前のことがいつか当たり前で無くなってしまう事の、覚悟を。
 周りのもの全ては、それは認めがたいことではあるが、実のところ何も根拠が無い。手を触れなくとも割れてしまうシャボン玉のように、それはとても危うい。そしてそれに気付かないことこそが、その危うさを際立たせている。
 ただ、気付いたところでそれを止める術など、恐らくは無い。できるのは、覚悟だけ。だから時折見つめなおさなくてはならない。慈しみ、愛で、感謝し、そして受け入れる覚悟をしなくてはならない。とてもとても悲しいことではあるけれど。